上州の朝がゆ
上州の朝がゆ(高崎駅)・・・朝限定の、非常に貴重なお粥駅弁は高崎駅だけ
昭和56年の販売開始時から、隠れた人気商品となっている駅弁が、上州の朝がゆです。日本全国で、お粥の駅弁は高崎だけであり、駅弁ファンとしては食べておきたい一品になりますね。
販売当初から気になる駅弁ではあったものの、実はなかなか食べる機会が無く、平成の世が間もなく終わりを迎えるという平成30年9月に、ようやく食べる事が出来たのでした。
この時は、高崎駅近くに宿泊した関係で、翌朝に、上州の朝がゆを食べる事ができました。朝の7時~9時までの時間限定のお粥なので、その時間に高崎駅に居ないといけません。私は念のために前日に予約をして、翌日7時半過ぎに受け取りに行ったのでした。
受け取っても、お粥を食べる場所が無くてはなりません。ロングシートの電車ばかりになった今の味気ない世の中では、新幹線などの特急電車か、高崎線のグリーン車くらい限られてしまいますね。
私は今回、在来線の改札口前にある駅弁屋上州1号店のお店の(下の写真が店舗外観)、こじんまりして気づかないようなイートインスペースで食べる事にしました。
売り場の右奥に、意識しないと全く気が付かないようなイートインコーナーがあるのです。
その時の模様は、以下の動画に記録していますので、どうぞご覧ください。(次の項で、写真入りでもご説明します)
購入データ(今回、私が購入した時の記録です)
購入場所 駅弁屋上州1号店(在来線の改札口前の売り場)にて購入。
購入日時 2018年9月10日、午前7時半に購入。
価格 450円。
ラベル表示
製造 高崎弁当株式会社
群馬県高崎市倉賀野町41番地
027-346-2571
http://www.takaben.co.jp/
飲み過ぎた翌朝に食べて、胃に染み渡る優しい味わいに軽く感動
上州の朝がゆは、受け取るとホカホカの状態でした。他の駅弁とは違って、上州の朝がゆ用に、きちんと加熱して保存されているのですね。お粥は温かくないとダメでしょうから、この工夫は高評価です。
お粥の具は、ボイルされた海老と、栗の甘露煮だと聞いておりましたが、開封してみた状態は海老のお粥です。ちょうど前日、ちょっとお酒を飲み過ぎたので、駅弁でお粥を食べる事ができて、本当にちょうど良くて便利ですね。何か、小さな感動さえ覚えます。
ほら、付属のスプーンでこのように食べます。美味しそうでしょ。
お粥としての基本の味付けは、あっさりと塩味です。しらすのお粥であり、他に何も具が無くても、美味しく召し上がる事ができます。ほんのりとモチっとしているのも良いです。
添えられているパックを開けると、沢庵と梅のペーストが入っていました。梅を付けておかゆを食べると、その酸味で目が醒めそうです。
栗は、お粥の下の方に沈んでいました。お粥の塩気に対して栗の甘みが強調されるかのように感じられて、これはさりげなく見事な味だと思いました。
しかし、これで450円とは安いです。お粥だからそんなものかとも思いますが、しっかりした外箱に格納され、きちんと加熱された状態で供されてこのお値段ですから、もしかしたらかなり採算を期待していない商品なのかもしれません。
今回は胃に染み渡る優しさの上州の朝がゆを食べて元気を出して、その後に上越線に乗って、越後湯沢駅の駅弁を食べるたびに出たのでした(^^♪
なお、この上州の朝がゆは、高崎駅と倉賀野駅の中間地点にある、調製元の高崎弁当さんの店舗でも頂くことができます。通常の白米の朝がゆの他に、十六穀米を使った朝がゆもあり、下の写真のように、お粥に色々な具をトッピングしておかわりする事もできます。
車を使わないと行けないので、いつかドライブした時に立ち寄って、朝がゆバイキングを楽しんでみたいと思います。もしもバイキングを食べる機会ができましたら、このページで追加でご紹介をしたいと思います。