終売となった駅弁の記録 ~鉄宿別館~

既に販売が終了してしまった駅弁の記録を残します

ダイジ飯

ダイジ飯(宇都宮駅東武日光駅)・・・面白いんだけど、けっこう微妙

日光の、戦場ヶ原にハイキングに行ってきました。2016年の10月上旬、最高の秋晴れに恵まれまして、大いに楽しんで下界に降りてきました。

で、旅の終わりは駅弁です。奥日光から下界に降りてくると、当然東武日光駅を経由することになります。となるとすなわちそれは、駅弁の旅が始まることを意味しております。

 

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東武日光駅には2つの駅弁屋さんがあり、今回購入したダイジ飯は、改札口に近い方の駅弁売り場で売られています。このダイジ飯、東武日光駅で買ってはいますが、本来的には宇都宮駅の駅弁になります。

 

この売り場では今回、宇都宮駅の松廼家の駅弁であるダイジ飯と、日光杉並木が売られていました。それ以外には、日光鱒鮨本舗の駅弁も売られています。

 

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で、「ダイジ飯って何??」と戸惑いながらも購入してきました。掛け紙をじっくり見て、初めて栃木のローカルキャラクターである、雷様剣士ダイジとのコラボ駅弁だと分かりました。

 

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売り場の案内です。JR秋キャンペーン弁当と書いてあります。季節限定なのかもしれませんね。

 

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ただしわたくし、こういう新しい試みは意外と好きなので、興味を持ちました。「お弁当箱の中で料理しよう!!」というキャッチコピーが、ちょっと意味が分かりませんでした。

 

外観と中身のイメージが違い過ぎて戸惑った駅弁

ダイジ飯の掛け紙を取ると、その下にはお品書きが入っていました。なるほどいなり寿司なのね、と思いながら、開封します。ちなみにこのお品書きの裏側には、それぞれのメニューの作り方が書かれています。

 

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蓋を取ったのが、この状態です。しばし考え込みました。これと雷様剣士ダイジと、何の関係があるのかなって・笑。メニューを記しますと、次の通りです。下の写真の左上から右側に説明します。

 

・ネギのぬた和え ・かんぴょうの胡麻酢和え ・椎茸煮 ・モロのフライ ・ごぼうのきんぴら ・ダイスチーズ ・人参とレーズンのラペ ・鶏の照り焼き ・玄米いなり

 

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かなり不思議な組み合わせの弁当だな、というのが率直な感想でした。下はいなり寿司。うん、普通に美味しいです。で、おかずを1品ずつ取って、食べます。うーん、何と言っていいのか、かなりおかずは地味ですね・笑。

 

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最初、「一体どういうつもりなんだ?」と思いましたが、憮然としながらメニューの紙を見ていて気が付きました。この不思議なおかずを、どうやら玄米いなりに乗っけて食べるのだと。

 

組み合わせとかは好きなようにやって良いみたいなので、適当にいなりに具を乗っけて食べてみると、・・・・バラバラに食べるのと同じ感想しか感じませんでした・苦笑。

 

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試みとしてはユニークではありますが、どうもかなりの中途半端さです。メインディッシュをガッツリと食べるわけではなく、本来副菜として食べるようなものをメインにするわけで、駅弁を完食した後の何とも言えない満足感みたいなものを感じることが出来ませんでした。

 

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という事で、だいぶ厳しい評価になってしまいましたね。別に美味しくないとか、そういう意味ではありません。な~んか、田舎くさい駅弁なんですよね、ラベルはもっとカッコよさをアピールしているのに。

 

要するに、駅弁の外観と中身が、マッチしていないと思うのです。もっと「いい感じ」に作れなかったのかなあと、それが残念です。


(2016年10月7日、東武日光駅で購入。800円。)