ジンギスカンラムチョップ(函館駅)
ジンギスカンラムチョップ(函館駅)・・・満足度の高い北海道ソウルフード駅弁
2017年3月に、北海道新幹線の開業1周年記念として売り出された駅弁が、ジンギスカンラムチョップです。函館みかどさんの新作で、加熱式の駅弁になります。
内地の人はジンギスカンを食べる習慣はありませんが、北海道民は焼肉と言えばジンギスカンが常識。その道民の愛するジンギスカンを、駅弁で楽しむことができるのが、ジンギスカンラムチョップなのです。(ラムチョップとは、羊のあばら骨の付いた背肉の事だそうです。)
外観を見ると、函館みかどさんは比較的渋いというのか昔風というのか、そういう外観の駅弁が多かったのですが、このジンギスカンラムチョップは、とてもモダンです。駅弁の外箱の中央部に羊型の窓が開いていて、そこからジンギスカンのラム肉が見えるように工夫されています。
このジンギスカンラムチョップを購入して、北海道新幹線に初の乗車をして埼玉に帰ってきて、自宅で開封した時の動画が、以下になります。ぜひ見ていただきたいのが、ジンギスカンの大きさです。想像以上で、期待以上でしたね。
購入場所
新函館北斗駅の改札外の、北海道キヨスク売店にて購入。
購入日時
2017年3月20日、午後1時半くらいに購入。
価格
1680円(税込み)
ラベル表記
添加物がほぼ無いのが素晴らしい。
製造・販売
北海道キヨスク株式会社(函館みかど)
北海道亀田郡七飯町字中島5-3
0138-83-7288
https://www.hkiosk.co.jp/mikado/
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改めて、駅弁「ジンギスカンラムチョップ」を写真で見てみましょう。こちらは加熱する前の段階で、写真にしたものです。大きなラム肉がご飯の上にドーンと乗って、その周囲に焼きジャガイモ、カボチャの素揚げ、アスパラの素揚げ、赤パプリカの素揚げが配置されています。
そして、加熱した直後の写真です。ジンギスカンが加熱されて、色合いが実に艶やかになり、見ただけで食欲が増進されます。うん、これは実に飯テロ的な駅弁と言えます。
ラム肉の拡大写真です。全国にはステーキ系の駅弁はいくつかありますが、肉単体がここまで分厚く、そして存在感のあるものは、他に無いと思えます。・・・どうです、このジューシーさは。昭和初期から函館みかどに伝わる、秘伝のたれを使っているのだそうです。
副菜の部分です。この焼きジャガイモも、思ったよりもホクホクして、美味しかったです。これがフライドポテトなどを入れてしまうと、一気にチープになって味も落ちるのですが、そうしなかったところは偉いと思います、何気に。
箸でラムチョップをつまみ上げたところです。このまま口に持ってきて、ガブリと食べるわけです。全く固くもなく、かといって変に柔らかいという事もなく、実に「肉を食っている」喜びが溢れてくるのを禁じ得ない味覚と触感でした。
参考までに、北海道民の妻にも一口食べさせたのですが、「これは駅弁とは思えないような美味しさね!」と感心していました。道民の「OK」も出るくらいのレベルの美味しさなのです!
という事で、一瞬にして完食ですよ。ほんと、あっという間でした。骨まで食べたいくらいだった。もしも犬だったら、間違いなく骨まで食ってましたね・笑。
この駅弁、デザートとして、地元の七飯町で採れたリンゴが入っています。加熱するとリンゴも温かくなってしまいますけれども、焼きりんごというのもあるくらいで、リンゴは加熱すると甘みが増して、それはそれで「別物」の美味しさになります。
コテコテの味付けがされている訳でもなく、自然な甘みを楽しむことができて、ジンギスカンラムチョップを食べた満足感を、さらにアップさせることに成功していると思いました。ナイスな仕事ぶりに、軽い感動さえ覚えたほどです。
それにしても函館の駅弁業者、北海道キヨスク(函館みかど)さんが作る駅弁は、何を食べてもおいしいですね。今回はラベル表示を見てもわかるとおり、ほとんど添加物が入っていないため、実に自然に近い風味でした。
通年販売するそうなので、北海道新幹線や特急北斗に乗車する際のお供にするだけではなく、次項で記す函館地区のトレインビューホテルにて、列車を眺めながら食べるのも乙です。
函館みかどは旧来の駅弁が少しずつ販売を終了して、全体として新しい駅弁に置き換わりつつある印象もありますので、これからも新作駅弁を積極的に食べてまいりたいと思います。ちなみに今回は、函館においてはこのジンギスカンラムチョップとは別に、北の家族を購入しております。