終売となった駅弁の記録 ~鉄宿別館~

既に販売が終了してしまった駅弁の記録を残します

和牛駅弁

西又葵さんがパッケージデザインの、美味い和牛駅弁

小坂鉄道のブルートレインあけぼのに宿泊した翌日、新潟市まで移動する途中に秋田駅に立ち寄って、夕食用の駅弁を2つ、仕入れてきました。あきたこまち釜めしに大いに失望させられた秋田駅弁ですが、捲土重来を図っていただきましょう。

購入したのは、秋田駅の改札口のすぐ隣にある、駅弁売り場です。とても目立つので、すぐにそこが分かると思います。駅弁の種類も量も豊富に揃っていて、選ぶのに時間がかかりました。

秋田駅改札口前の駅弁売り場

秋田駅の駅弁売り場


今回の旅行では肉系の駅弁を連続して食べていて、ここも肉で攻めようという事になり、和牛こまち弁当とともに買ったのが、うご牛焼肉弁当です。

うご牛焼肉弁当の外観


パッケージデザインは、イラストレーターの西又葵さんが手掛けています。一体誰??と思って帰宅後に調べたら、この人、「スターウォーズ・フォースの覚醒の記念画集に参加する、世界100人のイラストレータ」のうちの1人でした。驚きです。

秋田県羽後町に関連する多数のイラストも書いているようで、そのつながりから、このうご牛焼肉弁当のパッケージもデザインしたようですね。

 

うご牛焼肉弁当、実際のお味はどう??

西又葵さんがデザインする駅弁、食べる前からテンションが高まりました。実際にそれを開封してみたのが、以下の動画です。開封しても、西又葵さんのイラストの入った割り箸の袋などがあって、見た目でもずいぶんと楽しませてくれますね。




うご牛焼肉弁当の封を取ったところ


見た目的にも、大満足ですね。蒲鉾は、大館駅の鶏めし弁当に入っていたものと同じだと思います。ご飯を覆っている羽後牛に、期待が高まります。

うご牛焼肉弁当の中身


期待を胸に、うご牛の焼肉を口に運ぶと、う~~ん、美味い! 牛肉の旨みがストレートに感じられます。余計な脂身の感じは無くて、かといってパサパサしているわけでもなく、素直に美味いと言い切りたい気分です。

駅弁についてきたチラシによると、黒毛和牛うご牛とは、農協のうご肉用牛組合が生産する黒毛和牛の中で、格付けA以上の牛にのみ与えられる称号で、生産者は18人しかいないそうです。県内の料理店で流通するだけで、秋田県がいに出回る事はほとんど無かったらしいです。

口直しに最適なのがいぶりがっこ(秋田の漬物)。大根と人参の二種類が入っていて、これだけでも満足できる美味しさですね。口直しした後に、再びうご牛を味わうと、ハッピーとしか言い様がありません・笑。

うご牛焼肉弁当のお肉


ま、最後にちょっとだけ文句を言わせていただくと、煮玉子だと思って食べた「柔らか卵」だけ、異様に人工的な味で、ちょっとがっかりです。いったいこの卵はどのようにして製造されたのか、詳しく知りたいくらい不思議な味でした・苦笑。

なおこの駅弁は、新潟市内唯一の鉄道の見えるホテル、ホテルアルファーワン新潟にて食しています。部屋から鉄道を見ながら食べる駅弁、最高ですね!

(2015年11月15日、秋田駅で購入。1550円)