焼き鳥丼
焼き鳥丼(東武線北千住駅・浅草駅)・・・ビールが飲みたくなる最高の焼き鳥弁当だ
ワタクシ、窓から鉄道の見えるホテルに宿泊してぼんやりと列車を眺めるのが趣味でして、その思いを凄まじいレベルで叶えられる超絶ホテルの、南千住駅前、ビジネスホテルサンパレスに宿泊した際に購入して、部屋で食べた駅弁が、東武北千住駅で購入した焼き鳥丼です。
こんな風にして、まどから貨物列車などを眺めながら食べる駅弁の味は、最高です。昨今、気軽に車内で駅弁を食べることが出来なくなりつつあるので、苦肉の策としてこんな事をやってます(^^♪
それにしても焼き鳥丼、こんな見た目なんですよ。あまりにもアッサリしすぎではないでしょうか? 人によってはコンビニ弁当と勘違いしかねません。日本一素っ気ない外観の箱根山海弁当(小田原駅)に次ぐレベルです。。。
すみません、かなり青みがかった写真になってしまいました。輪ゴムを取り外して割り箸を下に並べた写真になります。
蓋の上に乗っているのは、ビニール袋です。レジ袋と同じような大きさの。これ、食べ終わった後にゴミをまとめやすいようにしてくれているのです。非常に細かい気配りですね。これは非常に感心しました。
台湾排骨弁当は想像よりもはるかに美味しくて驚き
では早速、開封してみたところです。開封と言っても、プラスチックの蓋をパカンと開けるだけなんですけどね。鉄道の見えるホテルで駅弁を食べる楽しみをイメージできるような動画と共に、ご覧くださいね~。
ネーミングもあまりにも素っ気ない「焼き鳥丼」なのですが、蓋を開けると想像以上にボリュームが豊かなのに驚きました。丼飯の名の通りです。
タレ味の焼き鳥、塩味の焼き鳥、つくね、そしてレバーです。他には見た通りですが、厚焼き玉子、焼きネギ、蓮根、ピーマン、パプリカなどです。そして私の直感は、「これは!想像よりもはるかに美味いぞ!!」です。
まず最初に口にしたのは、タレ味の焼き鳥です。・・・・!!! これは駅弁の焼き鳥の味ではありません。しかも冷めた焼き鳥でここまで美味いって、どういう事なんでしょうか!!??
続いてつくね。つくねも実に上手い。パサつかず、くど過ぎず。焼き鳥にかかったタレの光沢が食欲をそそります。焼き鳥→ごはん→つくね→ごはん→ピーマン→厚焼き玉子→焼き鳥→焼きネギ、といった風に、超絶にご飯が進みます。と同時に、ビールを心から欲します。
次に塩味の焼き鳥。これまた超絶に美味い。タレで誤魔化せない分、鶏肉の美味さが引き立ってないと残念な味になるところ、完璧な料理をしています。鶏皮にゼラチン状になった部分、ご覧いただけますでしょうか。このプルプル感がストレートに伝わってきて、思わず絶句。
塩味を食べたら、更にはレバーのほうを。たまらんですね。このタレが染み込んだご飯だけで、軽く一杯行けちゃうくらいの美味さです。つーか、レバーも入ってるなんて凄すぎませんか? 思い出しても鶏のレバー入りの駅弁は、山形・新庄駅の最上のとりもつ弁当以来です。
鶏肉弁当ですから、玉子焼きも異様に合います。ハッキリ言って、この駅弁はまともな料理屋さんにしか作れないような味わいになってます。
それにしても、こんな素晴らしい駅弁が、まるでコンビニ弁当のような見た目で販売されているのですから、困惑してしまいます。
焼き鳥としてはもちろん日本一レベルで、首都圏で有名な国技館やきとりなんて、足元にも及びません。あれは人気はあるが美味しくない。それに比べたらこの焼き鳥丼の美味さを、ぜひ皆さんに知ってほしいと思いました。(リンク先では武士の情けで、それとなく褒めてはいますが・笑)
浅草駅とか東武線の北千住駅などでこの焼き鳥丼を購入して、そしてビールもロング缶を1本買って特急スペーシアの車内でグビっと飲んだり食べたりしたら、これはもう極楽ですね。そのくらいのレベルの高い駅弁だと思います。
全国的に、私鉄の駅弁は珍しいです。ぜひ東武鉄道を利用する際には、あるいは地方から首都圏にお出かけの際は、ぜひ食べてみて下さいね。
(2016年10月、東武鉄道北千住駅で購入。900円。)