しらす膳
しらす膳・・・しらすだけでは物足りないと感じる人におすすめ
湘南を拠点に、ユニークで精力的な駅弁づくりに努力しておられるのが、大船軒さんです。湘南・鎌倉の駅弁屋さんですが、今は日本レストランエンタープライズの関連会社になっているからか、都内の日本レストランの駅弁売り場で、比較的入手がしやすいです。
特に品川駅ではいろいろと売られていて、目移りがするほどです。で、湘南と言えばシラスでしょ、という事で、以前にしらす弁当を食べていることから、今回はその上位バージョンの、しらす膳を購入。
早速、開封してみたのが下記の動画です。そして、開封時に失態を。。。
実は、ワタクシはいつも、開封したのちに駅弁の写真を撮影するのでありますが、しらす膳のふたを開けて動画を撮った直後、一面に敷き詰められたシラス、ピンクで美しい桜エビ、大きな海老煮、金目鯛、ホタテ、牛肉煮などが目にストレートに入ってきまして、・・・箸を取っていきなり食い始めてしまいました・汗。
今回大いに驚いたのは、シラスそのものよりも、おかずの美味しさです。シラス自体はゴマ油で炒めているものなので、シラス本来の味わいがかなり少なくなっています。それはそれで美味しいですけれども、スーパーなどで売られているシラスをイメージすると、案外と違いが大きすぎて困惑します。
ところがそれをカバーして余りあるのが、おかずなんですよ。牛肉煮は肉が嫌いだという人以外は素直に美味いですし、ホタテ貝の煮つけも、牛肉の味と強烈に対抗できるほど上手に調理されています。
そして金目鯛ですかね。金目鯛を持ってこられた日には、かなり多くの人が「黙る」のではないでしょうか。それほど高級魚の金目鯛の美味さは目立ちます。
こういったおかずがふんだんに配置されているのがしらす膳の特徴で、しらす膳はしらす弁当の高級駅弁と言う事になりますね。ややお値段が高いので、お財布の余裕が無い時は、しらす弁当という事になるでしょうか。
(2015年9月14日、品川駅で購入。1350円)