終売となった駅弁の記録 ~鉄宿別館~

既に販売が終了してしまった駅弁の記録を残します

ちらし寿司・ておけ

ちらし寿司・ておけ(美濃太田駅)・・・優しい味わいの、昭和の香りのする駅弁

岐阜県美濃太田駅。飛騨高山の玄関口にあたるこの駅に、非常に渋い駅弁が二種類売られています。松茸釜めしと、ちらし寿司ておけです。

 

松茸釜飯は下記のホーム売店で日頃から売られていますが、ちらし寿司ておけはかなりユニークな駅弁で、予約しないと入手できないはずです。

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上記、美濃太田駅の駅のホームの駅弁売り場です。非常に渋い佇まいです。食べる気なくても、つい駅弁を買いたくなっちゃう気分です。

 

そしてそんな売り場で購入したのが、これです。あらかじめ電話予約をして、受け取りました。桶をかたどった点がユニークな駅弁なのです。

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駅弁の掛け紙も、なかなか渋いですよね。近隣の観光地の、日本ライン下りの絵などが描かれています。昭和時代に一世を風靡した駅弁って感じが、ひしひしと伝わってきます。

 

華やかで、そして優しい味わいにほっこりした

ちらし寿司・ておけを開封しますと、こんな感じです。まさに手桶をイメージしています。桶は、陶製の容器になっていて、食べ終わった後も何かの役に立ちそうで、捨てられません。

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ちらし寿司ておけの中身は、庶民の味が満載と言ったところでしょうか。甘口で濃いめの酢飯の上に、色鮮やかな具が乗っていて、華やかです。具は、掛け紙によると次の通り。

 

椎茸煮、かんぴょう煮、海老、タコ、穴子、蒲鉾、だし巻き玉子、でんぶ、酢蓮根、きゅうり、付け合わせの漬物、などなどになります。

 

ただし私が購入した時には穴子は入っていなくて、その代わり焼き鮭が入っていました・笑。下の写真の通り、ちらっと鮭が見えていますでしょ?

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味わいとしては、とにかく懐かしい昭和の香りがするような気がしました。昔からこのちらし寿司は売られてきたのかなと思うと、歴史を感じて感動を覚えます。そして、とても優しい味わいです。いっさい角の立ったところは無くて、食べ終わってほっこりとする駅弁です。


(2016年5月19日、美濃太田駅で購入。1000円)

 

この駅弁を食べながら、・・・鉄道の見えるホテルならここ

もしも可能ならば、この駅弁を食べながらトレインビューホテルに宿泊しても良いでしょう。美濃太田駅には、シティホテル美濃加茂と、ホテルルートイン美濃加茂の2つのトレインビューホテルがあります。

 

遠くない将来、管理人は長良川鉄道の観光列車「ながら」に乗車しようと思っています。その時に、いずれかのホテルに泊まる予定です。

 

それ以外では、名古屋市の鉄道の見えるホテル、あるいは名古屋市を除く東海地方の鉄道の見えるホテルページを参考にして下さい。