逸杯辣星・いっぺえらっせい
逸杯辣星・いっぺえらっせい(青森駅)・・・ユニークなペーパークラフト付きの駅弁
北東北の青森県などを乗り鉄した時に購入したのが、要予約の駅弁、逸杯辣星(いっぺえらっせい)です。野辺地駅のとりめしと共に製造元の伯養軒に電話を入れ、青森駅ホームで受け取りました。
伯養軒の送る「東北の祭り弁当」シリーズの一つで、この青森駅の逸杯辣星の他には、郡山駅の萬笑桃源(ばんしょうとうげん)があります。
かつては仙台駅で伊達飯好(だてはんこう)を売っていたのですが、どうやら今は販売終了のようで、このシリーズもいつまで販売されるか分からないですから、早めに食べておきたいですね。
外箱を見る限り、普通の駅弁のように見えます。しかし中はこのように、ペーパークラフト付きの駅弁になっています。かなりユニークです。青森県の代表的なお祭りである、ねぶた祭りを題材にしたペーパークラフトです。
お弁当そのものは、2段重ねになっていますね。パッと見と違って、なかなかボリューム感のある駅弁になっています。
お弁当としてもなかなか、食べ終わった後も楽しめる駅弁
開封して、お弁当を並べたのが下の写真です。想像よりも華やかで、蓋を開けた時に、なんだかとても幸せな気持ちに包まれます。ちなみに写真に向かって左が「壱番星」で、右が「弐番星」と称しています。
まずは壱番星から見ていきます。お品書きとしては、ご飯、陸奥湾産帆立、とびっこ、錦糸玉子、野菜の田舎煮、リンゴの形のお菓子、になります。ホタテ貝が美味しい。
弐番星は、ご飯の他に十和田産ガーリック豚南蛮味噌焼き(絹さややニンジン甘煮添え)、三戸芋の唄夕焼け、五所川原しそ巻きあんず、鶴田りんごシロップ漬けになります。
ガーリック豚南蛮味噌焼きは、これはご飯が進みますね。しそ巻きされたものはまさかのあんずで(僕はあんずが嫌い)、でも杏がおかずになるというのは不思議な風味でした。
さて、ペーパークラフトです。今回は東横イン弘前駅前に宿泊したのですが、その部屋で完成させられるような気軽なものではありませんでした。自宅に持ち帰って、ほぼ3時間がかりで完成させたのが、下の写真です。かなり本格的でびっくり。
という事で、食べている時も食べた後も、満足感が長く続くユニークな駅弁が、逸杯辣星(いっぺえらっせい)です。冒頭に記したように要予約という事は、ほとんど数が出ない、つまり儲かりにくい商品だと思うので、販売終了にならないように祈るばかりです。
(2016年5月11日、青森駅で購入。1300円)