終売となった駅弁の記録 ~鉄宿別館~

既に販売が終了してしまった駅弁の記録を残します

博多・豚角丼

博多・豚角丼・・・豚の角煮と辛子明太子は、反則レベルの組み合わせだ!

 

東京駅の駅弁屋「祭」・・・最近、いつ行っても相当な混雑をしている駅弁売り場で、ここは首都圏の駅弁販売個所としては、最高峰に位置づけられると思います。

 というのも、JR東日本の駅弁屋さんって、東日本や北日本の駅弁に偏重していて、東海から西の商品をほとんど置いてないんですよね。

 ですが「祭」に来れば、嬉しいことに中国地方や九州地方の駅弁まで、思ったよりもたくさん置いてあって、普段食べ慣れないものを見て、大いに悩むことになります。

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そんな中、店の一番奥の、それもさらに隅っこに置かれていて、なかなか人の手が伸びないところにひっそりとした状態になっていた駅弁を発見して購入したのが、博多・豚角丼です。以前ここで購入した、かしわめしと同じ業者さんの駅弁になります。かしわめしがパッとしなかったので一瞬どうしようかと思いましたが、博多駅に行くことなんてほとんど無いので、決断しました。

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さて一体、どんな味なのか、楽しみでもあり、怖い感じもしますが、開封しました。

 

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想像通り、豚の角煮がドーンと乗っかっています。錦糸卵の上に、煮玉子が異様に美味そうにおいてあります。角煮の下には、さらに豚そぼろまで、ご飯の上に乗っています。

豚の角煮はしつこくもなく、あっさりとし過ぎている訳でもなく、ちょうど良い味わいです。冷えていても普通に美味い。煮玉子との取り合わせが、なかなか憎いです。

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で、博多といえば明太子! 何も考えずに、豚の角煮とチキンスープで炊き上げたかしわめしと、そして辛子明太子を同時に口の中に放り込んだところ、思わずのけ反ってしまうほどの美味さでした!

 

これは、かなり衝撃的でしたね。このレベルの味が、半ば放置されるように店内に置かれていたのですから。どうして注目を浴びないのか、不思議なくらいです。パッケージデザインとか、売り方とか、おそらく地味なんでしょうね。でも、皆さんには一度は試して頂きたいなと思ったお弁当なのでした。

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う~む、今でも上の写真を見ると、口の中に唾液があふれてきます。豚の角煮と辛子明太子の合わせ技は、完全に違反ですね。

(2015年10月10日、東京駅で購入。1050円)