きらきら弁当
きらきら弁当(新潟駅&きらきらうえつ車内)・・・車内で食べたい新潟の味覚
新潟駅と山形県の酒田駅を結ぶ、観光目的にふさわしい快速列車「きらきらうえつ」号に乗ってきました。ちょうど新潟駅が地平ホームから高架ホームに「新装開店」になったばかりであり、きらきらうえつが今まで以上にキラキラ輝いているようでした。
今回きらきらうえつに乗車した目的は、きらきらうえつ号の車掌さんと駅弁屋の三新軒さんが共同企画した駅弁「きらきら弁当」を買って、きらきらうえつの車内で食べる事です。
実は、以前はきらきら弁当ではなくて、「きらきらうえつ弁当」が存在していました。いちばん最初は酒田弁当販売有限会社が製造して、きらきらうえつの車内限定で販売していました。その当時にそれを食べてたかったなあと、軽く後悔も入り混じりながらのセンチメンタルジャーニーであります。
(酒田弁当さんが販売していたササニシキ弁当なども、いちど食べてみたかった・・・。)
でも、実際にきらきらうえつを見たら、感傷的な気持ちなど無くなりました。このキラキラボディ、明確に目立ちますね。多くの人が写真を撮っていました。この日は大荒れの天候だったからか、ビジネスなどの用務客が少なく、乗車率は半分程度でした。
このきらきら弁当、沿線や地元・新潟の食材を取り入れて作られたお弁当です。車内販売でも入手できるのですが、乗車して万が一にでも売り切れていたらシャレにならんという事で、新潟駅の駅弁売り場であらかじめ買っておきました。
新幹線側の売り場には置いてなくて、わざわざ在来線の改札口を出たところ、万代口の売り場まで足を伸ばして、2個あるうちの1個を、ようやく入手できました。ホッと一安心。
そして、きらきらうえつの車内、それもラウンジカーに陣取って、ビールに駅弁を楽しみました。4ボックスしかないラウンジ席なので、発車前に席取りをしました。(ビールはラウンジのショップにて購入しています。きらきら弁当も、そこで入手できる状態でした。)
では、きらきら弁当を食べます。きらきらうえつをイメージした外箱のデザインです。485系電車を改造したきらきらうえつ、「いったいいつまで運転されるのかな」と多少気にかけつつ、外箱を取り外します。
そして蓋を開けると、このような中身となっていました。一目見た瞬間に、「これは普通に食べても美味いし、酒の肴にしても美味いぞ!」とすぐに分かりましたね。
購入データ
購入場所
たび御膳万代口店にて購入。
購入日時
2018年5月19日、午前9時半に購入。
価格
1080円(税込み)
ラベル表示
製造
株式会社新発田三新軒
新潟市秋葉区新津本町1-2-43
販売
株式会社三新軒
新潟市秋葉区新津本町1-2-43
0250-22-1111
おかずもさることながら、新潟産コシヒカリの美味さに脱帽した駅弁
さて、きらきらうえつ号の車内で開封した訳ですが、揺れる列車の中で写真を撮ったら、ちょっとブレてしまいました・汗。
いちおう、動画でもきらきらうえつ弁当を撮っておきました。車掌さんが、きらきら弁当の事を車内放送で説明しています。日本広しと言えども、車内放送で駅弁を具体的にセールスするのはかなりレアではないかと思います。ただし、ほとんど売れてなかったのがかなり気がかりです。。。
お品書きは、外箱の側面に記されています。絵入りで、なかなか好感が持てます。新潟や佐渡、庄内の美味しいものがたくさん入ったお弁当なのだと分かりますね。
私が一番感動したのは、実はこのご飯の部分でした。とりわけ新潟産コシヒカリの透き通った味は全国的にも群を抜いた出来だと思います。駅弁でここまで妙なる白飯を賞味できるとは、驚きです。
ビールに最適なのは、油揚げで人参やゴボウを巻いた田舎巻きの下に盛り付けられている、佐渡産の一夜干しイカです。淡白な味わいで、きらきらうえつの車内ならば、販売カウンターで売られている日本酒の飲み比べセットを購入して、それで一杯やりたいところですかね。
動画には、日本酒セットやそのおつまみの鮭の焼き漬けなども写っていますので、今一度ご覧ください。その鮭の焼き漬けはきらきら弁当にも入っていて、新潟の産んだ絶品駅弁の鮭の焼漬弁当に入れられているものと同一です。
「これを食べるためだけに新潟に来ても良い」と思えるほどの美味しさであり、これに新潟コシヒカリのご飯さえあれば、死ぬまで大満足で食生活を送れるような気がします。
きらきら弁当ももちろん秀でた存在の駅弁ですが、新潟駅にはそれを上回るような、飛びぬけて素晴らしい駅弁の宝庫とも言えます。何度も書くようですが、全国でも屈指の、ご飯の美味さを誇ります。これだけで、たいへん大きなアドバンテージを持った駅弁と言えますね。