終売となった駅弁の記録 ~鉄宿別館~

既に販売が終了してしまった駅弁の記録を残します

会津蔵出弁当

会津蔵出弁当(会津若松駅)・・・これは見事!会津を代表する駅弁と言える

フルーティアふくしまに乗車するために、1年ぶりに会津若松にやってきました。終点の会津若松駅に到着して、隙間時間を見つけて飯盛山とか重要文化財のさざえ堂等を見物して、あとは首都圏に戻るだけ。

最後の〆は、やはり駅弁です。今回、会津若松駅の改札外のキヨスク売店で売られていた駅弁は、下記のとおり。福島味めぐりと共に、会津蔵出弁当を購入します。

 

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駅弁を購入して乗車するのは、会津鉄道AIZUマウントエクスプレスです。3両編成のうち、真ん中の位置量はリクライニングシート付きの超快適車両で、これに乗って鬼怒川温泉駅まで参ります。もちろんこの車中で、会津蔵出弁当を頂きます。

 

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という事で、さっそく会津蔵出弁当を取り出して、記念撮影。

 

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価格的にも会津若松駅で売られている中で最も高価な駅弁であり、どんな味を楽しませてくれるのか、購入した時点で一番の楽しみでした。

 

これは絶品、会津塗りの駅弁容器も含めて、全てが素晴らしい

 

AIZUマウントエクスプレスの発車と同時に開封、写真撮影してみました。開封した瞬間、「これは絶対に当たりだ!」との直感が走りましたね。

 

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●お品書き

 

・鱈の天ぷら ・里芋の磯部揚げ ・棒鱈の甘露煮 ・煮物 ・鶏肉の照り焼き ・厚焼き玉子 ・鮭の照り焼き ・会津の駄菓子 ・二の重として山菜栗めし


同時に購入した福島味めぐりの中身と、鶏肉や鮭の照り焼きは共通しているようです。また以前に食べた会津のおばあちゃんと鱈料理や会津の駄菓子が共通しています。下の写真は共通している部分の鳥と鮭の照り焼きですが、盛り付け方によって、まるで別の料理に見えます。

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こちらは鱈の天ぷらと鱈の甘露煮です。タラを駅弁で食えるというのは最高の贅沢で、これだけで会津蔵出弁当を購入する価値が有ります。もちろん、大変な美味です。筍の煮物も遊び心を感じられて、いい雰囲気を出しています。

 

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ご飯は、山菜をメインにしており、栗も入っています。季節感が合いませんけど、会津では山菜は保存食品ですから、これはこれで良いのであります。サクッとした栗が、甘くて美味しい。

 

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会津の駄菓子です。ありきたりなデザートではなくて、地元のお菓子を出してくれるところもいいですね。現代では食べ慣れない、ちょっと不思議な味を楽しめます。

 

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お弁当箱を撮影。プラスチック容器なのに、表面が会津塗りというのがユニークです。持ち帰って家庭で使うというのも、思い出に残るので良いですよね。

 

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以上、会津蔵出弁当のレビューでした。今まで食べた中で、明らかに最も高レベルの味わいの会津の駅弁だと言えます。旅の思い出に、ぜひ賞味してはいかがでしょうか?

 

なお今回、会津蔵出弁当の駅弁容器、私は泣く泣く手放しました。どうしてかというと、乗換駅の鬼怒川温泉駅で、またも駅弁を買い込んでしまったからです。会津蔵出弁当さん、ごめんなさい。


(2015年10月24日、会津若松駅で購入。1200円)